ついばまれた椿の花芯は確実なものだったが 不実の小指は噛み切られ 幻影の額縁にはめこまれ 鮮血の代わりの透明な毒が注がれるばかり 高らかに鳴り響く警笛に乗せられる それらの音はわたしをがんじがらめにする もう聴きたくはないのです わたしを封印する…
生命線 生命線 竹本祥子 アンシンシテイイカラ と君は言った・・・・・・ ここに あざとい老婆がいる うみを千越え やまを千越え 君なんて 君なんて ああ 我 苦しむことなかれ ああ 汝 哀れむことなかれ そう言って 君はこづかいを方々に やすらかに眠れ と…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。