ついばまれた椿の花芯は確実なものだったが
不実の小指は噛み切られ
幻影の額縁にはめこまれ
鮮血の代わりの透明な毒が注がれるばかり
高らかに鳴り響く警笛に乗せられる
それらの音はわたしをがんじがらめにする
もう聴きたくはないのです
わたしを封印する音の世界を
無実の顔をしたあなたを
ついばまれた椿の花芯は確実なものだったが
不実の小指は噛み切られ
幻影の額縁にはめこまれ
鮮血の代わりの透明な毒が注がれるばかり
高らかに鳴り響く警笛に乗せられる
それらの音はわたしをがんじがらめにする
もう聴きたくはないのです
わたしを封印する音の世界を
無実の顔をしたあなたを