最終章 最終章 竹本祥子 見詰める掌に ポツリと落下する 一滴の過去の残像 砂嵐のテレビ画面のよう 寝起きに忘れた夢のよう セロハンテープで それらを封印しながら 生命線を辿ってゆくと 深爪の鮮血が 人差し指から溢れ出す 真一文字に結ばれた口に 耳を澄…
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