神の雨
竹本祥子
どしゃぶりの雨が降るとき
私はいたたまれない
君にどしゃぶりの雨が降っても
君は無頓着な横顔でガムを噛んでいる
その横顔の輪郭が私は嫌いだ
眠っても眠っても熟睡できない
見る夢はいつも私は殺人鬼になっている
帰れよ君
落ち着くところに落ち着け
私の魂をくれてやる
半世紀道端を歩いてきて
その足跡がはかないものである事が悔しいが
千年の出逢いを果たして
祭り棚に礼拝する
神との神聖な交信
どしゃぶりの雨だから
神の雨
竹本祥子
どしゃぶりの雨が降るとき
私はいたたまれない
君にどしゃぶりの雨が降っても
君は無頓着な横顔でガムを噛んでいる
その横顔の輪郭が私は嫌いだ
眠っても眠っても熟睡できない
見る夢はいつも私は殺人鬼になっている
帰れよ君
落ち着くところに落ち着け
私の魂をくれてやる
半世紀道端を歩いてきて
その足跡がはかないものである事が悔しいが
千年の出逢いを果たして
祭り棚に礼拝する
神との神聖な交信
どしゃぶりの雨だから