白い風景
竹本祥子
すーっと 風が 吹く
片方の頬 を かすっていった
その感触が
むかし 海の中にいたときの 肌ざわりのような
不思議な ひかり
空気
手を陽にかざし
その ぬくもりを 感じる
風が ここちいい
不思議な 感覚
一日中 その風にあたって
ひかりにさらされて
かつて 見たことのあるはずの 風景が
白い
今は 海の中
白い 風景の中で わたしは 息をしている
白い風景
竹本祥子
すーっと 風が 吹く
片方の頬 を かすっていった
その感触が
むかし 海の中にいたときの 肌ざわりのような
不思議な ひかり
空気
手を陽にかざし
その ぬくもりを 感じる
風が ここちいい
不思議な 感覚
一日中 その風にあたって
ひかりにさらされて
かつて 見たことのあるはずの 風景が
白い
今は 海の中
白い 風景の中で わたしは 息をしている